MORSOキャンペーン2023
ブロス奈良 谷岡が、新宮商行 麻田さんに訊く!
![](https://bros-nara.com/wp-content/uploads/2023/06/202305asada-2-1.jpg)
1. 新宮商行 麻田さん紹介
2. デンマークMORSO社
3. 麻田さんが選ぶMORSO薪ストーブTOP3
4. MORSO7110に火を入れながら(実機燃焼編)
5. アウトドアグッズ、キャンペーン情報
2. デンマークMORSO社
谷岡 「morso薪ストーブ」のご紹介をお願いします。
麻田 1853年、デンマークMors島にて創業し、
19世紀後半から教会や学校、駅舎、省庁などに暖房機器の供給を始めました。
谷岡 公共の建物等いたる所に薪ストーブがあったのですね。
麻田 他にはアマリエンブルグ宮殿を始め
多くの宮殿にMORSOの薪ストーブが設置されており、
1969年にはデンマーク王室御用達の称号を授かりました。
谷岡 MORSOの伝統薪ストーブは、
確かにエレガントな印象がありましたが、
宮殿にも設置されていたと伺って納得できました。
![](https://bros-nara.com/wp-content/uploads/2023/06/b0828d3fc0b8eca4e483e5abc6128985.jpg)
麻田 MORSO社のロゴに使用されている王冠マークは、
デンマーク国内の薪ストーブメーカーの中で
唯一MORSO社だけに使用が認められています。
谷岡 ほう。
麻田 鋳鉄に拘り続け製品開発を行っており、
現在においても熟練の職人による丁寧な手作業で製造されています。
谷岡 1853年創業という事は、今年(2023年)でmorso社は、創業170年ですか。
170年間会社が存続するというのは、製品が信頼され愛され続けてきた証ですね。
ちなみに会社名の「MORSOモルソー」の由来は、先程のMors島からですか?
麻田 はい、MORSO社は先述したようにデンマーク王国のMors島で創業されました。
由来は島の名前を使用しています。
現在でも、人口2万人のMORS島で製造された薪ストーブが世界中で使用されています。
谷岡 では、モルソー社のあるデンマークという国は、
どういう国なのですか。
麻田 デンマーク王国はドイツ連邦の北、ユトランド半島と周辺の島々からなる北欧諸国の一つです。
他の北欧諸国同様、環境先進国、高福祉の国としても有名です。
![](https://bros-nara.com/wp-content/uploads/2023/06/caa27cff4667422a81c851f4f4fdf9bc-1-700x350.jpg)
麻田 首都はコペンハーゲンで、ロイヤルコペンハーゲンやLEGO、
フライングタイガーなど魅力的な会社が多く存在します。
童話「みにくいアヒルの子」などで知られるアンデルセンの母国でもあります。
谷岡 LEGOは僕も大好きです。子供と一緒に今も遊んでいますよ。
中世の世界観が好きなので、お城シリーズとか良いですよね(笑)。
麻田 LEGOはうちの子供もよく遊んでいました。
最近は色んな企業とコラボしたり、限定商品の発売など
子供だけではなく大人も楽しめる商品が魅力的ですよね。
中世の世界観がお好きでしたら、デンマークはど真ん中だと思います。
谷岡 一度、行ってみたいですね。
では、MORSO薪ストーブの特徴を教えてください。
麻田 陶磁器のロイヤルコペンハーゲンと同じく、
デンマーク王室御用達ということは大きな特徴です。
鋳鉄に拘り製造されています。
この辺りはクラフトマンシップを感じるポイントであり、
MORSO伝統の鋳造技術は特筆すべき点です。
谷岡 MORSO薪ストーブの鋳物の肌は特に美しいですね。
いつも惚れ惚れしています(笑)
麻田 また、高い環境保護意識で、
世界中で最も厳しいとされる幾つもの基準に適合しています。
谷岡 ノルディックスワンラベルやdefraマークですね。
![](https://bros-nara.com/wp-content/uploads/2023/06/a7aff34b2556cc752d2dd90c77f3c193.jpg)
※1 ノルディックスワンラベル
ノルウェー、デンマーク、フィンランド、アイスランド、スウェーデンの
北欧5カ国共通の公認環境ラベル。多国間の制度としては世界初。
※2 defraマーク
イギリス環境・食料・農村地域省(DEFRA)によって
認定されたモデルに与えられているマーク。
谷岡 ところでMORSO薪ストーブ機種名称のナンバリングは
2100シリーズ、3600シリーズ、7100シリーズ等ありますが、
何か決まり事や経緯があるのですか?
麻田 欧州車などは車格でナンバリングされていることがありますが、MORSOは違います。
谷岡 はい、大きさとかでは無いのですね。
麻田 上二桁はデザイナーによって振り分けられた番号で、
下二桁は仕様の変更によって変わっていきます。
谷岡 なるほど、そういう数字なのですね。
2100シリーズの「MORSO2140CB」でいうと
21は、デザイナーさんのつけた番号で、
40は、仕様を表しているのですね。
麻田 はい。他の例をあげますと、
1600-1610-1620-1630等は、マイナーチェンジによる変更です。
7110(輻射式※3)7140(対流式※4)、こういう違いもあります。
※3 輻射式
鋳物本体を暖める事による輻射熱を利用し、室内を暖める方式。
※4 対流式
薪ストーブ本体外側が2重構造になっており、間に空気層が存在する。
自然対流により、本体下部より空気を取り込み、
熱せられた空気を本体上部より放出する方式。
麻田 また、7443(ログストレージベース)や7448(ペデスタルベース)など
足部分の作りが違います。
![](https://bros-nara.com/wp-content/uploads/2023/06/morso7443-7448-700x405.jpg)
谷岡 MORSO薪ストーブのナンバリングのお話は、初めてお聞きしました。
興味深いですね。
では、その他、麻田さんのとっておき、
モルソー豆知識何かありますか?
麻田 本国では電化製品といいますか、
ピザ専用の電気グリルや鍋などの調理器具も販売しています。
中華鍋も作っていたので驚きです。
また、材質も鉄だけではなくアルミの鋳物でできた製品があったりします。
谷岡 いろいろあるんですね。
MORSOの中華鍋使ってみたいです(笑)